自転車遊びのすすめ

自転車遊びのすすめ

 幼稚園の子ども達は、自転車遊びが好きですね。自転車遊びはバランス感覚を育てるのにうってつけで、自転車遊びをしていないと、大人になってからだとなかなか難しいですし、スケートやスキー、スケボーといったスポーツも、子どもの頃にバランス感覚を磨くような遊びをどれだけしたかで変わってきます。とは言え、いつから、どんな方法で自転車を始めればよいのかも難しいですよね。私が知る限り、一番早く自転車(補助なし)に乗った子は3歳の誕生日という子がいましたが、これは早いですね。個人差がありますから、あわてなくても大丈夫ですが、概ね2.3歳頃には、ストライダーとかランニングバイク、キッズバイクといわれる、ペダルがないものに乗りはじめ、四肢(脚力と腕力)や体幹がある程度ついてくると、あとはバランス感覚なので、少し手を貸してあげると、自分で乗れるようになります。4歳の誕生日、5歳の誕生日など誕生日前後には、子どもの気持ちも体も成長しているのでチャンスと思ってください。

 

上の表は、スキャモンの発達曲線といって、人の発育や発達の成長曲線を表したものです。要するに、人の成長にはある程度の順序性があり、成長の時期に合わせて適した刺激を与える(環境を用意する)ことで、生まれ持った能力が育っていくことになります。4つの型がありますが、神経系の働きと、発育について、お話しします。神経系とは、脳やせき髄といった中枢神経や、視覚と中枢神経のリンクなどが発達することを示した曲線です。そして、神経系は発育が早く、生後すぐに上昇カーブを描き、5歳くらいには、すでに80に達するとされ、20歳で100になります。要するに、脳やせき髄といった中枢神経やそこから枝分かれしていく末梢神経、そして、視覚から得た情報を神経を介して命令を伝達していくなど、得た情報に合わせて自分の体を思った通りに動かす能力なのです。つまり、動きなどの神経回路がつながっていく時期で、自転車遊びやダンス、鬼ごっこ、縄跳び、竹馬、木登りなどの遊びが特に良い時期です。大きく体を動かしたり、手先の遊び、バランス感覚が育つような遊びを幼児期にすることで、神経系の働きから脳の成長を促すことになります。
 最後に、大事なことは、子どもの伸びる時期を見逃さず、環境を整えてあげることです。そして、無理にやらせるより、子ども同士の遊びの中で、楽しみながら、ちょっと難しいことに挑戦できるように見守ることがポイントになります。
                                  園長 長友 六月

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